建屋改修

工場床段差修繕工事

工場内の床の段差や凹凸を無くし、土間を新設する修繕する工事を行いました。

工事前の課題

作業場の組立工程で様々な大きさの製品を専用台車に乗せて作業する工程があり、今回施工した範囲の床は長年にわたる重量物の運搬や老朽化により、床が劣化して傷やへこみなどができていました。
その状態で重い製品を台車に乗せて動かすのが危険作業になるとのことで、今回引き合いをいただきました。

工事内容

土間コンクリートの亀裂破損や段差、不陸が発生している部分(幅2.0m×長さ5.0m)に対し、樹脂モルタルを使用して不陸を整正し、土間面を構築する工事を実施しました。
新設土間モルタルの範囲と既設土間の取り合い部を0タッチで擦り付けると、早々に取り合い部の剥離が生じることが判明したため、外周100mmにわたり20~30mm斫り取りを行い、めくれ防止対策を提案し実施しました。

工場が休業日の施工であったため、斫り作業に関しても特に支障はありませんでした。施工の初期段階では、斫り作業の実施とともに新設土間へ樹脂モルタルを塗布し、その後1週間のモルタル乾燥養生期間を設けました。モルタル面の乾燥状態も良好であり、その後の塗床施工においても特に問題なく行えました。

工事担当者のコメント

作業場周囲には既設の製造用機器が多く設置されているため、粉塵の発生をできるだけ抑えながら施工を行いました。土間カッター機は湿式切断仕様の機械を採用し、施工を行いました。また、新設土間との取り合い部分の斫り作業においては、電動チッパーを用い、作業時には交互に集塵機を併用して粉塵の抑制に努めました。さらに、斫り作業の前には周辺の既設機器に養生シートを設置し、防塵対策を徹底いたしました。

営業担当者のコメント

無事に施工が完了し、新設した土間設置範囲の仕上がりについても満足いただきました。昨年より、トイレ改修工事や看板撤去工事など、さまざまな工事をご依頼いただいております。施工の出来栄えについても毎回ご好評をいただき、工事に関するご相談をいただく機会が増えてまいりました。これからもお客様のお役に立てるよう精一杯努めてまいります。

工事の様子

着工前
外周斫り状況
土間モルタル塗り完了
プライマー塗布
塗床 下塗り完了
下塗り後 クラック部 パテ処理
塗床 上塗り完了

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