2025.08.20

次世代照明「Lighting5.0」とは?

 次世代照明「Lighting5.0」をご存じでしょうか?「Lighting5.0」は、Society5.0に対応する健康・安全・快適・便利な高付加価値な照明です。これまでの照明は主に明るさやエネルギー効率の向上に焦点を当てていましたが、「Lighting5.0」はそれに加えて、スマートシティやIoT(モノのインターネット)との連携を通じて、より快適で持続可能な環境づくりを目指します。「Lighting5.0」とはどのような照明なのか、詳しくご紹介します。

照明の歴史

 照明の歴史を遡ると、大きく4つの時代に分けることができます。まず一つ目は、人類が手にした最初の灯りです。それはたき火やたいまつから始まり、奈良時代には蜜蝋ろうそくが伝わり、和ろうそくへと発展します。江戸時代になると行灯や提灯が活躍します。江戸時代後期には石油ランプが伝わり、明治時代になると西洋式のガス灯が街灯として登場しました。
 二つ目は、1879年にエジソンが発明した「白熱電球」です。日本では1887年に東京で一般家庭向けに電気の共有が始まり、白熱電球が広く普及しました。
 三つ目は、1900年前半に登場した「放電灯」です。放電灯とは、蛍光ランプや水銀ランプなどで、ガラス管の中に少量の水銀やガスなどを入れて電気を流し、光らせるランプです。蛍光ランプは少し前まで家庭内や店舗、工場などでも多く使われていました。水銀ランプは体育館や工場の天井照明、商店街の街路灯などで使われていました。
 四つ目に登場したのが、LED照明です。2007年に一般家庭用の電球形LEDランプが登場し、その後、LEDと器具が一体となったLED照明器具が続々と登場しました。LEDは消費電力が少なく、寿命が長く、水銀を含まないため環境にも優しいことが特長で、白熱電球や蛍光ランプなどに替わり、2010年代に入り急激に普及が進みました。

次世代照明とは?

 「Lighting5.0」は、人を中心とした、さまざまなモノやコトとつながる、 Society 5.0(ソサエティ 5.0)の社会に対応する次世代照明として、日本照明工業会が提唱、定義する新時代のあかりの概念です。これからは、LED照明に「健康」「安全」「快適」「便利」という新たな価値をプラスした次世代照明が未来を明るく照らします。「Lighting 5.0」は、多様な環境やライフスタイルに合わせたより豊かな暮らしを、照明を通して創造します。

+「健康」

・生体機能をサポートするあかり
・高齢者に寄り添い助けるあかり
・良い睡眠をつかさどるあかり

+「安全」

・停電時に自動点灯して支えるあかり
・遠くの家族を見守るあかり
・災害を検知して知らせるあかり
・ウィルス対策になるあかり

+「快適」

・生活シーンに合わせて変化し、彩るあかり
・自然光を感じさせるあかり
・スピーカーやプロジェクタなどの機能を持つあかり

+「便利」

・人を検知し、非接触でON/OFFするあかり
・周辺のあかりを検知し、自動調光するあかり
・スケジュールに連動するあかり

■カテゴリ別の対象製品はこちらよりご覧いただけます。
Lighting5.0各社製品ラインナップ

■紹介動画

まとめ

 当社では、LED照明の更新工事の実績が多数ございます。過去の施工事例はこちらよりご覧いただけます。照度シミュレーションや機器の選定も全て当社エンジニアリンググループにて対応できますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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