職場の熱中症対策が義務化されます!
2025.04.21
2025年6月1日より、職場での熱中症対策が義務化されます!
事業者が熱中症の疑いのある人を早期発見する体制整備や
措置手順の作成、周知などを行うことが義務化され、
対策を怠った場合は罰則が科されます。
背景
熱中症による死亡災害の現状
熱中症は、死亡災害に至る割合が他の災害の約5~6倍と高く、
今後も気候変動の影響によりさらなる増加の懸念があります。
職場での熱中症による死亡者数は建設業、次いで製造業で
多く発生しており、3年連続で30人を超えています。
そしてほとんどの事例で暑さ指数(WBGT)を把握せず、
熱中症の発症時・緊急時の措置の確認・周知の実施が出来ていませんでした。
これにより、早期発見や初期対応の重要性が明らかとなっています。
改正省令の内容
2025年6月1日より施行される改正省令により、事業者に対して
熱中症の疑いがある人を早期に発見するための体制整備や、
熱中症の疑いがある人が見つかった場合に行う体を冷やす措置などについて、
手順の作成や周知が義務付けられます。
対象となるのは暑さ指数28以上もしくは気温31℃以上で、
連続して1時間以上もしくは一日あたり4時間を超えて行う作業となります。
事業者が対策を怠った場合は、6カ月以下の拘禁刑もしくは
50万円以下の罰金が科されることとなります。
キャンペーンの実施
厚生労働省では、熱中症予防対策の徹底を図ることを目的として
「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」を実施します。
STOP!熱中症 クールワークキャンペーン
キャンペーン期間:令和7年5月1日から9月30日まで
※4月は準備期間とし、7月は重点取組期間とする
準備期間 4月にすべきこと
キャンペーン期間 5月~9月にすべきこと
暑さ指数の把握と評価
・JIS規格に適合した暑さ指数計で、暑さ指数を随時把握する
・地域を代表する一般的な暑さ指数(環境省HP参照)を参考とすることも有効
環境省 熱中症予防情報サイト > 全国の暑さ指数
測定した暑さ指数に応じて以下の対策を徹底
重点取組期間 7月にすべきこと
《厚生労働省 参考リンク》
・職場における熱中症対策の強化について(PDFファイル)
下記の「資料を見る」のボタンをクリックしていただくと
クールワークキャンペーンの資料をご覧いただけます。
弊社では熱中症対策に関する製品提案から工事まで幅広く行っています。
暑熱対策の実績は下記よりご覧いただけます。
施工事例 ~暑熱・断熱対策~
https://www.nishikawa-nbc.co.jp/construction/purpose/insulation/
暑さが本番になる前に、ぜひお早めにご相談ください。
お問い合わせは、
営業担当または営業本部エンジニアリンググループまでお願いいたします。