男性社員の育児休業の事例発表をしました!
ダイバーシティの取組
こんにちは!
管理部の新井です。
先日、大阪市女性活躍リーディングカンパニー事務局から当社の男性育休について事例発表をして欲しいと依頼がありましたので、参加させて頂きました!
大阪市女性活躍リーディングカンパニー認証の更新の際に男性育休の取り組みを紹介したところ当社に興味を持って頂いたようです。
当社の社長は次のような考えを持っております。
「男性だから、女性だから」などの言い方がなくなっている会社。社員全てが責任感を持ち、その能力を発揮できる会社。そのための環境が整っている西川産業でありたいと思っています。今、少子高齢化、人手不足などが深刻な社会問題となっています。
しかしこの大変な変化にピンとこずに放置することがあります。
「放置していたけれども、何とかなった」という幸運はないと私は考えます。
このような問題に真摯に取組み、安心して働き続けてもらう基盤を作ることが会社の役割です。
今回の事例紹介にあたり、管理部の井上真理係長に発表をお願いしました!
その内容を抜粋して紹介いたします。
男性育休の導入に向けて
上記のようなことから男性社員も子育てに参加して欲しいという社長の強い想いがあり、2019年に試験的に3歳未満の子供のいる男性社員全員に1ヶ月間の育児休業を取得してもらうことになりました。
取得の際には事前に取得者と所属営業所の所長に今回の趣旨の説明をしました。
取得する社員はやはり不安があるようで、その内容とは、休むと周りに負担がかかる・取りづらい・取得中の収入が減る・賞与の査定に影響するのでは?・(営業は)担当得意先の売り上げに影響するのでは?・得意先からどう思われるか?等でした。
その不安を解消すべく、会社として次の対策をとりました。
①取りづらい ⇒ 就業規則に取得することを明記し、義務化しました
②収入が減る ⇒ 取得中の1ヶ月間は特別有給休暇扱いとしました
③賞与の査定に響く ⇒ 育児休業期間中は査定期間から外しました
得意先の反応にしましても「御社は進んでいますね」のような意見があったようで、思っていた以上に好意的に受け入れてもらえたようです。
上記のような試験期間を経て、2020年9月から実際の運用が始まりました。
※就業規則では「子供が生まれた男性社員は子供が2歳になるまでに1ヶ月間の育児休業を取得すること」になりました
取得者の感想
実際に取得した男性社員からの感想は次のようなものがありました。
①育児休業の取得義務が出なかったら取っていませんでした。実際に取ってみると子供の成長を間近で見ることができ大変貴重な経験となりました。
②休日に夫婦共同で行う家事育児と平日に一人で行うそれでは大変さがまったく違うことを痛感しました。
③子供が小さい期間は一瞬で貴重なので、大変なことも楽しいことも含め一緒に過ごせたことは良かったです。
あと、奥様からも感想を頂いております。
奥様の感想(一部)
①普段は家事全般を一人でこなさなければならず負担が大きいですが、夫の育児休業期間中はかなり負担が軽減されたので心に余裕が持てました。その分、子供とも笑顔で接する時間が増えました。
②子供の貴重な低月齢期に子供と肌を合わせ、ミルクをあげたり寝かしつけたりと夫婦で成長を見守ることが出来たのは一生忘れられない良い思い出となりました。
メッセージ
男性の育児休業を実施するにあたりまして、社長はもとより経営陣に強い想いを持って取り組んでもらうことが必要です。取得が無理な理由を一つずつクリアしていくことが運用での近道かと思います。
育児に限らず、介護・自身の病気など周りの助けが必要になることは誰にでも訪れる可能性があります。「お互い様の精神」を皆が持つことができれば助け合いの気持ちも強くなり、社内のコミュニケーションも良くなるのではないでしょうか?
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管理部:新井